この記事は 弥生 Advent Calendar 2023 の22日目のエントリーです。
お久しぶりです。イトーです。
本年は縁あって、AWS re:invent2023へ参加することができましたのでその振り返りとなります。
とはいっても、新サービスやらなんやらはすでにいろいろなところで出ているでしょうからこれまたよく見かける内容ですが、 英語が全くできないエンジニアがre:inventに参加するとどうなるのか?について私視点で振り返ってみます。
他で見かける英語ができない、なんてレベルじゃないぐらい英語が苦手なので(読むのはなんとなくわかる事もある)同じく英語が苦手な方へ向けた応援メッセージ的になものになれば!という気持ちで記載します。
ちなみに私はこんな感じの状態です。
- AWS歴:7年ぐらい
- 英語:まったくダメ。信じられないぐらいダメ。多分英語アレルギー。いつかものにしたいと思っている。
- 海外経験:今回が2回目
結論から言うと、
英会話できなくても楽しい!楽しめる!刺激にもなる!
が結論です!!
捻りも何もないですが、本当だからしょうがないんです。
とはいえ、本当に英語ができないとどうなっちゃうのかを実体験に基づき書いていきますので、何かの参考になれば幸いです。
ちなみにできるだけやり取りした後とかは「thank you」 など言うのがよいです。とりあえず言っておきましょう。
一つ注意というかこうしたほうが良いという意味で、間違ってもわからなくても会話するようにする、のが絶対的におすすめです。
後述の通り、会話しないでも突破できることは結構あるのですが英会話の練習を少しでも、ということを考えればネイティブと気軽に話せる機会を逃がす手はありません。
入国審査が英語
いきなり鬼門である
初日から立ちはだかる壁。入国審査。英語で聞かれ、英語で答えなければいけません。
英語超苦手(というか経験不足なだけな気がする)勢からすれば、簡単な英会話でもそれはもう敷居の高いもの。
事前に準備しようとも、緊張して言葉が出ない。
さらに悪いことに緊張しているせいか簡単な英語で言ってくれても理解(解釈)できないんですよね・・・。
振り返って思い出してみるとあの時こう言ってたな、ってなるんですが。
入国審査はぶっちゃけ英語ができなくても問題ないので、テンプレ回答はできるだけ頭にいれるかメモしておき、聞き取れなかった場合には「I'm not good at speaking English」(私は英語が苦手です)と伝えれば、ゆっくり話してくれるか、日本語と英語が書かれた紙を出して指差しで質問してくれます(優しすぎるやろ)。笑
回答はもちろん英語で言わないとダメなのですが、単語で答えればOKなケースも多いので私はこれで乗り切りました(プライドもクソもありません)。
乗り継ぎ便のチェックイン、荷物預け
ニコニコしながらパスポート渡して、名前伝えただけでなんとかなりました。
ただ、前の方は別の人の搭乗券が発券されて問い合わせしたりしてたのでトラブル時は会話が必要になりそうです。
トランジット待ち時間(To米国内線)
搭乗時刻になるとアナウンスしてくれるが何言っているのかまったくわからないので、搭乗時間近くになったらゲート近くで待機。
ディスプレイにどのグループが搭乗手続きしているか表示されているので、ディスプレイで状況確認する。
ツアー参加の場合、アジア系の人を見つけてついていくでも良い。
海外空港(乗り継ぎ空港)での保安検査
周りの人に合わせればOK。
PC出してるか?タブレット出してるか?管理官がtablet , ipad みたいなこと言ってるか耳傾けてればなんとかなる。
(ちなみに米国は靴脱ぐのも必要です。)
海外航空会社のドリンクオーダー
ドリンク持ちながら来て何か話しかけてくれるので、ドリンクオーダーのことや!とわかる。
持ってきてくれているドリンクの中から言えば大丈夫(apple juice とか)
ホテルチェックイン
私の時は自動チェックイン(端末操作)だったので、読めばなんとか。
気が短い端末だったので、ゆっくり読んでるとタイムアウトするぞ、とすぐ脅してくるのがなかなかシビアでした。
今回はKNTさんのツアー参加でしたので、側に現地スタッフさんが同行してヘルプしてくれていたため、分からなければ聞けばサポートしてもらえました。
レストランでの注文、清算
結構難しい。難易度☆☆☆☆。
ジェスチャーと単語でなんとか。
店員さんが何言ってるかわからない場合は「Sorry.」とか、もう一回言ってもらったりゆっくり話してもらう。
わからなければジェスチャーでなんとかする。
チップ注意。(チップについてはここでは触れません。)
店員さんも観光客相手に慣れていることが多いので、臆せず何度聞いてもちゃんと対応してくれます。
会場に入る時のセキュリティチェック
英語不要ですが、チェックに引っかかるとすぐ横にある方を指さされるので指示に従う。
基本的にバッグの中見せて、っていうことがほとんど。
何も言われなければそのまま先に進んでOK。
注意点は各会場で実施しているので、会場間の移動があると毎回セキュリティチェックをクリアする必要がある点。
re:inventのBudge Pikup
端末操作+パスポート見せるだけです。
アプリは事前に入れておくことをおすすめします。写真の登録も事前にやっておきましょう。
写真登録していないとその場で撮ることになりますが、それはつまり英語でのやり取りが発生するということなので要注意です。
(とは言っても、フォローしてくれるのでなんとか進められます。)
re:inventのCertification登録
なんと日本人の方が日本語で対応してくれた。(とてつもない安心感である。)
レーン入る時に、Budgeの提示とCredly見せて、って言われるので先に開いて準備しておく。
確認(スマホ見てたり)する仕草をしていたら必要だと思って、見せればすぐにわかってくれます。
確認してもらったらBudgeを出すとシールを貼って貰える。これで認定者ラウンジに入れるようになります。
認定者ラウンジ
特に英語不要で入れます。入る時にBudgeに認定シールが貼ってるかの確認とBudgeの確認されるだけです。
見せれば特に問題なく入れます。
レゴブロックもらったりするのも基本は英語なしでGetできます。
セッション開催ホールの場所
ホテルの場所ではなくホテル内の会場の場所、です。
ホテルがバカ広く、ホテル入り口からre:inventの会場にたどり着くまでに15分~20分かかるのはザラ。
だいたいカジノ通る。
ところが、会場、さらに会場の中の開催ホールが結構わかりにくい。
ask me な方々に聞けば優しく道順など教えてくれるのですが、英語できないと聞けないので常に時間に余裕を持ち、余裕があるときは会場の場所を先に確認しておく。
慣れるまでが結構大変なので注意が必要です。
ちなみにシャトルバスですが、英語できないと乗りにくいな・・・と思ってましたが、できなくても問題なく乗れました。
流れにのればOK。だいたいは行き先の看板か、宛先表記もった方がいるのでそこに行けば大丈夫。
会場の表記がホテルによって異なるが同じ2Fを指してたりするので注意したほうが良いです。
- UPPER LEVEL → 2F
- LEVEL2 → 2F
ホテル間の移動も時間かかるので、スケジュールの組み方は特に注意したほうが良いです。
セッション開始10分前までに行かないと予約入れていてもキャンセルされます。(Walk-Upの入場があるため)
セッション参加
セッション開催の場所に行くと、カードチェックさせてねーと言われるのでカードチェックしてもらう。(Reserveしているかの確認)
セッション始まると、ところどころわかる単語が出てくるのみで話している内容だけだと・・・ちょっとわからないことも多い。これはどうしようもない。
これが即理解できるならそもそもこんな記事書いてない。
たいていはスライドに言いたいことは書かれているのでなんとなくこれがいいたいんだな、というのはわかるのでスライドよく見る。
不明点はOtterで文字起こしして、DeepLで翻訳して対応しましょう。リアルタイムはできないのがネック。
今年はChatGPTで翻訳してる方もいました。
いつか技術力で解決していきたい分野である。(言語の壁、いつかなくなるといいな)
AWS使っていると知ってる単語やワードは結構出てくるので、普通の英語よりわかった気になれる。
ちゃんと調べてないのですが、どうやらセッションも翻訳があるっぽい?みたいです。
基調講演(Keynote)
re:inventの目玉となるコンテンツですが、当然英語です。
しかしながら、Keynoteはリアルタイム翻訳のサービスもあります。
会場に入ってすぐ右に行くと突き当りで翻訳サービス用のレシーバーとヘッドフォンを貸してくれてます。(数量限定)
人の流れにそっていくと右に行かずまっすぐ行ってしまい会場の奥へ向かい、受け取れなくなってしまうので流れに歯向かう勇気が必要です。
セッションに比べて英語はわかりやすい(らしい)。スライドも丁寧に作りこまれているので、なんとなーくわかった気になれるはず。
周囲が声上げたり、拍手したら新サービスの発表だったり、面白い発表だったりするので流れに乗ればOK。
個人的にKeynoteは翻訳機使わずに英語で聞いていたほうがその気になれるので、わからなくても英語にチャレンジするのがオススメです。
たいていのことはスライドでわかりますし。
会場で提供される食事
朝とお昼は会場で食事が提供されます。それ以外の時間でもおやつが提供されたりします。
給水所もかなり多く設置されてますが、いずれも特に会話の必要ないのでなんとかなる。
コーヒーやドリンク(コーラなどの炭酸飲料)も随所に設置されていて、自由に飲むことができるので節約もできます。
朝とお昼は各会場で食事もあります。
時間になったら会場に行って流れに乗ればOK。英語も特に不要です。
Mealと書いてある場所に行きましょう。
Expo
AWSパートナーだったり、協賛会社のブースがあります。
SWAGをたくさん配っていてユニークなものもたくさんあります。
ドーナツ配ってたり、時間によってはお酒もふるまったりとなんでもあり。
ただ、基本は英語で会話する必要があるので難易度は高め。
ブースによっては日本語対応してくれるところもあるようです。
日系企業もありました!!
re:play
とりあえず会場に行って、列に並べばOK。オリジナルグッズ(今年もTシャツ)も貰えます。
ここもほんとど会話なくてOK。周りに合わせていればなんとかなります。
卓球やドッジボールならみんな楽しんでいたので、勇気を出して参加するといい思い出になります。
お土産や買い物
たいていはレジに商品を持って行きクレジットカードを手に持って待機していれば、そのまま端末でカード決済できるはず。
特に会話の必要はないです。(受け取る時にサンキュー!は言うとよい)
チェックアウト
チェックイン時同様、端末操作だったのでなんとかなりました。
そんなこんなで個人的に得られたもの
re:invetへ行く前は結構ビクビクしていましたが、実際に行ってみると「行ってよかった・・・」「また行きたいな」と思えたのでとてもよかったと思っています。
英文見るだけで「うっ・・・」となっていましたが英文に関してはアレルギー無くなった気がします😂。
次回チャンスがあれば英語の勉強もっとしてから行くぞー!というように考え方が変わりやる気も出てきました。
実際に現地で見て、聞いて、触ったサービスなどは積極的に活用・導入していきたい!と感じる部分も多くとてもよい経験となりました。
(帰ってきてすぐにSAさんにQやAurora Limitlessについて問い合わせしました😂)
まとめ
細かく場面別に経験したことを書いてみました。英語が苦手だけどre:inventに行ってみたいあなたの背中を押す助けになれば幸いです。
できれば簡単な英会話ぐらいは絶対できたほうがいいので行くことを早めに決められるようであれば早めに決めてしまって、英語の勉強や英会話スクール行くのがおすすめです。
そんなこんなでなんとか渡り歩いてきましたが、結果的にはわからないことは多く大変ではあったものの世界のENGたちに囲まれ、彼らの熱いパッションにとても刺激を受けました。
大きなイベントといえば某コミ〇など参加したことも行ったことはありますがどちらかというとこれらはホームだったわけで、完全アウェーで日本人が(相対的にみて)少ないイベントは新鮮で刺激的なものでした。
繰り返しになりますが、世界中のENGたちと一緒に盛り上がれる貴重な機会です!機会があればぜひ行ってみて欲しいです!
現地でしか味わえない空気感、ワクワク感は得難いもので大切にしたいポイントではないかと考えています。
これは現地に行かないとわからないと思うので、英語できなくて不安でも是非参加して現地の熱気・空気感を体験して頂きたいと思います。
中でもKeynoteはre:inventの目玉コンテンツであり、一番盛り上がるので英語ができなくてもとりあえず参加するのがおすすめです。
セッションとは別に少しラスベガスを散策したりもしましたが英語ができればなあ、と思うことはやはり多かったので(間違いなく英語ができればもっと楽しくなる)英語の勉強がんばりたい、と思ったのも事実でした。
なお、
- re:invent初参加
- 英語が全くできない(ほんとにできないレベル)
- 一人で参加
だと精神的に辛い(心細い)ので、ちょっと英語できる人と一緒に参加するかチームで参加するのがおすすめです。
これはre:inventに参加するだけなら英語できなくても問題ない(実際チームで行っても、参加するセッションなどは個々人で異なるはずで別行動になる)ですが、
re:invent以外で英語が必要になる場面がどうしてもあるためです。
(その場合は自分で解決しなければならない)
英語ができる場合はさらにre:inventの重要性が増すと思っています。(サービスを作成しているSAや、サービスの責任者に直接質問できる機会があるため)
チョークトーク等は配信も行われないので、英語ができる方は通常のセッションよりもお勧めです。
ちなみに、私はなぜか会場でたくさん外国人ENG達に話しかけられました。英語わからんのに😂。
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