この記事は 弥生 Advent Calendar 2025 の12日目の記事です。

弥生株式会社でエンジニアとして働いております。伊藤です。
今年はありがたいことに AWS re:Invent へ参加させていただきました。 約20年ぶりのラスベガスです!
数々のセッションやアクティビティが開かれて大変有意義な時間を過ごすことができました。その中でも特に良かったものを一つ挙げるなら、Keynote で語られた Werner Vogels 氏のエンジニア達への熱いメッセージです。
「変化を受け入れ学び続ければ AI は我々を過去のものにしない。」
そのメッセージに私は心を打たれました。そして、この熱をわずかでも皆様に届ければと思い執筆しました。
AWS re:Invent に参加する前の自分
私はこれまで、いくつかの企業や業界を経験してきました。 そのたびに新しいドメイン知識や技術を学ぶ必要があり、大変ではありつつも前向きに取り組んできました。
しかし、生成 AI の急速な発展により、大きな不安を感じるようになった時期があります。
「いつか AI に仕事を奪われてしまうのではないか。」
そんな思いが胸に引っかかり、エンジニアとしての将来に迷いが生じていました。 これまで培ってきた専門性が通用しなくなるのではないかという懸念もあり、学習意欲が思うように湧かない時期が続いていました。
同じような不安を抱えている方も少なくないのではないかと思います。
AWS re:Inventに参加した後の自分
今回の参加を通して、その考え方が大きく変わりました。 むしろ、学び続けることの重要性を改めて痛感し、強い刺激を受けました。
特に印象的だったのは、Agentic AI に関するセッションです。 そこでは、AI を実際のサービスとして活用するためのノウハウが数多く語られていました。
私が不安を感じていた最大の理由は、AI によってエンジニアリングの専門性が薄れ、誰でもソフトウェア開発ができる時代になり、 「自分たちの価値が下がってしまうのでは」という懸念でした。
しかし、セッションで語られていた具体的な内容は、むしろ今までのエンジニアリングがより重要になるというものでした。
プロダクションレベルの Agentic AI では、以下のような観点が特に重視されることが紹介されていました。
- セキュリティ
- スケーリング
- モニタリング
- 信頼性
- コスト
- テスト
- パフォーマンス
どれも、これまでのエンジニアが向き合ってきたテーマそのものです。
Agentic AI は高度な判断や「曖昧さ」を扱いますが、その曖昧さを制御し、安全かつ信頼できる形でシステムとして成立させるには、知識や経験が必要になります。 なぜなら、システムの良し悪しを判断し、最終的な意思決定を行うのは AI ではなくエンジニアだからです。
つまり、AI が進化してエンジニアに求められる役割は大きく変わりつつも、価値がなくなるわけではないということを実感しました。
最後に
re:Invent の最終日、ギリシャから来ていた参加者の方々と雑談する機会がありました。 その中の一人が、私と同じように「生成 AI が仕事を奪うのでは」と強い不安を抱えていました。
その気持ちは、かつての自分と重なります。
私は彼にこう伝えました。
「自分も re:Invent に来るまでは同じ気持ちだった。でも考えが変わった。 AI を使ったシステムには知識と経験が必要になる。 だからこそ、学び続ければ大丈夫。」
私自身も今回の体験を通じて、前向きに学び続ける大切さを改めて感じました。
弥生としても AI 活用の取り組みを行っていますが、いずれ自分がリードできるくらいにスキルを磨いていきたいと思います。



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