新人からのフィードバックについて本気出して考えてみた

はじめに

こんにちは!Hybrid Solutions BU SMARTチーム、新卒2年目のくらやです。最近ではありがたいことに、26卒のメンターをする機会もいただいています。

現在、弥生では全社的にフィードバック文化の醸成に取り組んでいます。この流れに乗り、私個人でも主体的にフィードバックを実践しようとした際、新人の立場ならではの「いくつかの壁」にぶつかりました。

今回はその時に感じた不安の分析と、それを乗り越えるための解決案を、私の大学時代(教職課程)の経験を交えて共有したいと思います!


1. 新人が感じた、フィードバックへの「3つの壁」

全社研修を通じて、フィードバックの重要性への理解はとても深まりました。しかし同時に、「一番後輩の自分から、先輩方にフィードバックできることなんてあるのだろうか?」という疑問も浮かびました。

具体的に不安を掘り下げていくと、私の中に3つのハードルがあることに気づいたのです。

  • ①「気まずさ」への不安 = 内容(ネガティブ)の壁
    • 普段お世話になっている先輩方に対して、課題点やマイナスな内容を伝えるなんて「生意気なのでは?」という不安がありました。
  • ②「上から目線」への不安 = 関係性(立場)の壁
    • ポジティブな内容だとしても、どこか「上の立場の人が評価するもの」というイメージが拭えず、躊躇してしまいました。
  • ③「1on1がない先輩」への不安 = 手段(場所)の壁
    • 定期的な1on1がない先輩に伝える際、「わざわざ忙しい先輩をMeetで呼び出すのも違う気がする……。でも文面だけで正しく伝わるだろうか?」と疑問に思いました。

最初はこれらの気持ちから、「自分は一番後輩なんだから、まずは受け止めることに専念しよう」と、半ば諦め混じりに結論づけようとしていました。


2. 教育実習で気づいた「一番困る状況」

そんな時、ふと大学時代に教育実習へ行ったときのことを思い出しました。自分が「伝える立場」に立ったとき、実は一番困ったのが「生徒からのリアクション(反応)がないこと」だったのです。

「もっとこういうことがやりたい!」と言葉で言ってくれる生徒はもちろん、退屈そうにしている生徒も「次は説明を短くしよう」と改善のヒントをくれます。

一番困ったのは、いつも静かに話を聞いて淡々とノートを取ってくれる生徒でした。ありがたい反面、「本当に理解できているんだろうか?」「実はつまらないのを我慢しているのでは?」と、次の打ち手が分からず不安になったのです。


3. 「リアクション」という名のフィードバック

この経験を踏まえて今のリモートワーク中心の環境を見つめ直すと、先輩や上司の側も「新人に今の指示でちゃんと伝わったかな?」と、手探りで不安を抱えているかもしれない、ということに気づきました。

そう考えた時、ハッとしました。 後輩から先輩へのフィードバックは、何も「評価」や「ダメ出し」である必要はありません。「自分の状態を伝えるリアルなリアクション」こそが、先輩方にとって最も欲しい、価値あるフィードバック(=次に進むための情報)になるのです。

この視点を持つと、最初に抱えていた「3つの壁」は次のように解消されました。

  • 【内容の壁】の解消 ➡「ダメ出し」ではなく「ヘルプサイン」へ
    • 「先輩のやり方は分かりにくいです」ではなく、「ここが少し難しく感じたので、もう一度教えていただけますか?」と伝える。課題を指摘するのではなく、自分の「困りごと」を開示する形なら、お互いに気持ちよく次のステップに進めます。
  • 【関係性の壁】の解消 ➡「評価」ではなく「感謝・自己開示」へ
    • 「あのアドバイスのおかげで、迷わず進められました!」というリアクションは、先輩への評価ではなく、純粋な感謝と状況報告です。これなら後輩の立場からでも、100%フラットに伝えられます。
  • 【手段の壁】の解消 ➡「かしこまった場」ではなく「オープンな場」へ
    • わざわざミーティングや1on1の時間を取ってもらわなくても、日々のSlackでのちょっとした「スタンプ+一言」や、チーム出社時の「先日のあれ、助かりました!」という一言。これ自体が、十分に対面や文面でのライトなフィードバックとして機能します。

最後に:お互いに背中を押し合えるチームへ

後輩側から主体的にリアクションを返すことは、一見するとハードルが高いですが、実は 「上司や先輩の『伝える負担』を減らすこと」 に直結します。ひいては、チーム全体のパフォーマンス向上にも繋がるはずです。

私が所属するSMARTチームでは、先輩方が率先してフィードバックの場を作ってくださっており、若手の私から見てもすごく実践しやすい土壌があります。

正直、ここに書いたことを完璧に実践できているわけではなく、日々振り返りと反省の連続です。 それでも、まずは1on1や日々のSlackでのちょっとした一言から。感謝やヘルプサインを言葉にして、弥生のフィードバック文化をSMARTチームから、そして自分から盛り上げていきたいと思います!

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