はじめに
こんにちは。弥生株式会社の田邊です。先日11月末、アメリカのラスベガスでAWS re:Invent2023が開催され、現地参加してきました。 普段はサービス開発チームのアプリケーションエンジニアをしていて、業務の中でAWSサービスを使う機会は多いです。
私はre:Inventに現地参加するのが初めてでしたが、とても良い体験になりました。ただ、ラスベガスでの開催ということもあり、金銭的・日程的負担から参加のハードルは少し高いのではないでしょうか。ちなみに私は高かったです。
この記事を読んでいる皆さんの中にも、re:Inventは知っているけど参加したことはない、参加しようか迷っているという方がいるかもしれません。そんな皆さんに、現地参加するとどんな良いことがあるかを知ってもらいたいと思います。
re:Inventとは
AWS re:Inventとは、AWSが主催する国際的なカンファレンスイベントです。世界各国からユーザーやパートナーが集まるカンファレンスになっています。 AWSやパートナー企業のEXPO(展示会)やAWSの講演に加え、例年新サービスの発表などもあります。 講演は6日間で3000近い数が開催され、ハンズオンやプレゼンテーション、参加型のディスカッションなど、形式も多岐にわたります。
世界的に注目されるイベントということもあり、新サービス発表などはインターネットで配信されます。発表された新サービスは日本語でも速報記事が出ることが多いです。
さて、そうなると「情報は日本にいてもキャッチアップできるんじゃない?現地参加しなくても日本で情報を追えば十分でしょ」「AWSが公開しているハンズオンも記事もたくさんあるし、わざわざ現地に行かないと得られないことってあるの?」と考えるエンジニアも多いのではないでしょうか。ただ、やはり現地でしか得られないものもたくさんあるなと参加して感じました。今回の記事では3つ抜粋してお伝えしようと思います。
なぜ現地参加するのか
セッション参加
セッションに実際に参加することで、日本では得られない多くの学びが得られます。確かにAWSは日本でも実施できるワークショップや閲覧できる記事が公開されていますが、AWSのオリジナルのワークショップや講演がたくさんあります。一例に、私が今回参加した講演は以下のものがありました。
- Enhance your app’s security & availability with Elastic Load Balancing
- ELBのセキュリティ、可用性向上のための設定方法を紹介するプレゼンテーション
- Composable architecture using Amazon DynamoDB and domain-driven design
- ドメイン駆動設計において、DynamoDBがどのように有効にアーキテクチャとして組み込まれるかを紹介するプレゼンテーション
どうでしょうか。かなり限定的な話題に感じませんか?
もちろんほかにも一般的な話題のワークショップもたくさんありますが、自分の興味や業務範囲に近い内容をピックアップして受けることができます。このように、自分が学びたい内容を深堀できることが参加のメリットといえると思います。
様々な人との交流
re:Inventには世界中から多くの人が集まっていて、様々な形で交流することができます。 例えば、EXPOでは気になる会社のサービスについての情報を聞くことができたり、参加型のディスカッションの講演では他社の事例を知ることができたりします。今回の私の場合は、re:Inventに参加した日本企業が集まるパーティに参加したので、そこでも他社での事例などの情報交換をすることができました。
モチベーション向上
新サービスが発表されるのを実際に聞いたり、講演で新たな知見を得たりすることでAWSのサービスについて色々学びたいというモチベーションがかなり上がりました。日本で発表された情報を得るのと、現地で実際に聞くのでは得られるインパクトがかなり違うと思います。
もちろん前述のようにre:Invent自体で得られるものは多いですが、参加したのは11/27(月)~11/30(木)の4日間で、1年間の365日の中の1%に過ぎません。残りの99%の時間を過ごし方が変わるという意味では、個人的には一番これが大きいと感じました。
おわりに
いかがでしょうか。こちらの内容が、re:Inventへの参加を悩んでいるエンジニアのあなたへの参考になれば嬉しく思います。
また、弥生株式会社では一緒に働く仲間を募集しています!詳細は↓よりご確認ください。