こんにちは、マツモトサトシ (a.k.a @Dominion525) です。
今日はア・バオア・クー防衛戦…ではなく年末大みそかです。 そもそもMisoca は晦日(三十日≒月末)に由来しており、なかでも「おおつごもり」と称される大晦日は1年に一度の大事な日だったりします。 そこでいくつかの大きなトピックにについて振り返ってみようと思います。
2月:弥生グループにジョイン
2016年、一番大きかった出来事といえばもちろん上記になると思うのですが、意気込みその他については 開発ブログ1周年&弥生×Misoca - Misoca開発ブログ をご参照ください。
意気込み的なものは取り立てて大きく変わるわけではないのですが、10ヶ月ほど経って雑感を纏めてみます。
よかったこと
- 財務面の安定
- いままでは採用面談などでも「うちの会社は来年の今頃は無くなっているかもしれないのですが、そこは覚悟の上でよろしく願いします」って言っていたのが、少なくとも1年とかでどうにかなってしまうリスクはほぼなくなりました。その分後顧の憂いなしにより良いプロダクトを作っていくことに注力出来るようになりました。
- 人員の増加
- 従前よりも積極的にメンバーを採用していくことが出来るようになりました。とはいえご多分にはもれずエンジニアが足りない問題みたいなのはありますので、ぜひエントリ よろしくお願いします!
- いろんなリソースが使える
- たかだか10数人のMisocaからすれば弥生は大組織です。その中にはいろんな分野の専門家の方がいらっしゃるわけで、今までだと手が届かなかった様々な知見やリソースにリーチすることが出来るようになりました。
あんまりよくないこと(今後改善していきたいこと)
- ステークホルダの増加
- とはいっても、関係者は増えます。今まではほぼ独断でできたことが、関係各所と調整のうえで行う必要が出てきたりもします。それは組織力があるということの裏返しなので致し方ないところではあるのですが、できるだけ政治レイヤのオーバーヘッドを縮小して、スピードを維持していきたいと思ってます。
- システム連係の改善
- 双方の既存ユーザのベネフィットを増加させてシナジーを得る、というの肝要ではあるのですが、現状ではそこまでシームレスな連係によるバリューは提供できているとはいい難いと思っています。 ので、今後は重点的に改善していけると良いなあと言う感じです。
- カルチャーのギャップ
- 事前から予想はしていたとは言え、両者の暗黙的なコンテキストには 異なっている部分がそれなりにありました。大きな話題については事前に協議しているのでだいたいは一致しているんですが、わりと細かい点での齟齬がそこそこの頻度で発生しました。 現状では人的な交流やコミュニケーションを密に行うことによってだいぶ改善はしてきたかと認識しています。とは言え万全ではないので今後も継続的な活動が必要だなあと思っています。
その他、PROS/CONS いろいろあるのですが、細かい部分はオフラインのときに訊いてもらえるとわりといくらでも話します。
9月:RubyKaigi 2016 にスポンサーとして参加
今回始めてRubykaigiに正式なスポンサー(*1として支援しました。 初期のRuby会議から参加はしていたのですが、きちんと支援できたのは今回が初めてです。 単なる地方からの一参加者とだったところから、ここまで成長してこれたんだなあと思うのとわりと感無量的なところがあります。
くわしくはRubyKaigi 2016 参加レポート - Misoca開発ブログ をご参照ください。
10月:松江オフィス開設について
既報のとおり松江に開発拠点を置きました。 - Misocaが島根県松江市に進出、島根県および松江市と調印式を実施
RubyをコアテクノロジとするMisocaとしては、島根県と松江市は特別な土地ではありますし、すでに@hidakatsuyaが活発に活動してくれている場所でもあります。
この度島根県と松江市の支援も受けつつ、名古屋オフィスだけではなく松江オフィスも発展させていければ、と思っています。 なお、現時点は松江オフィスは物理的な場所が松江にあることを除けば何かに特化した機能をもつのではなく、拡張された開発チームとしてMisocaの開発を行っています。
松江オフィスについては、インターンのSaaya Hasegawaに Misocaの日常-松江オフィス by Saaya Hasegawa | 株式会社Misoca が紹介してくれていますし、活動の様子は今後松江在住で松江オフィスのコアである @hidakatsuyaがいろいろ報告してくれるものと期待しています。
開発チームの現況について
以前の記事 から少し増減がありますのでご報告がてら。
増えた
ゆきはるさん / @snowsunny1107
- 夏くらいからジョインしてくれました。とはいうものの下記の記事にもある通り、Misocaがスタンドファーム株式会社で受託開発とかやっていたときにもお手伝いいただいているので、こんな感じのガレージ(出典:公認会計士ナビ)時代を知る最古参メンバーだったりします。*2
- 主にReact/Redux 周りの中心としたフロントエンドを扱うことが多いのですが、サーバサイドも頑張ってくれているオールラウンドプレイヤーです。
- 主な過去のエントリ
いっしーさん / @issi_1109
えんださん / @enda1111
卒業
- たかやまさん / @taiki-t
- わりと長く開発チームにいてくれたのですが、自分で起業したい!との意向で開発チームからは卒業することになりました。すこし寂しいのですが、Misocaで培ったいろいろを基に、自身のスタートアップも頑張って欲しいと思います。
訳書 オブジェクト指向設計実践ガイド は絶賛発売中なのでぜひ買ってあげてください。
主な過去エントリ
これからについて
Misocaでは開発者と開発チームが最大限パフォーマンスを発揮できるように、各人が自律的によりよい環境を模索して運営が行われています。 もちろんうまくいくこともあれば期待通りの成果が得られないこともあるのですが、それらすべてを糧として次の段階に進むように頑張っています。
そんなMisocaとMisoca開発チームを一緒に作ってくれるメンバー*4をぼくたちは求めています。 くわしくは下記を参照してください。 また、エントリまでいかなくてもどんな雰囲気か覗いてみたい、という場合も随時見学を受け付けていますのでお気軽にどうぞ。開発チームのメンバと一緒にランチに行ったりできます。
2017年もよろしくお願い致します!