はじめに
こんにちは、Misocaチーム from ファントムタイプのこくぼ @yusuke_kokubo です。 桜が散る頃ですね。フックブックローとポコポッテイトが終わって、たくみお姉さんも卒業していまいました。
先週末に家族で東山動植物園に行ってきました。この植物園では色んな種類の桜が咲いていて色とりどりの桜を楽しめます。
パッと咲いて雨とともに散ってゆく桜の花びらを見ていると、他の花にはない情緒を感じますよね。不思議です。
一日の計は朝にあり
皆さんのチームでは朝会してますか?おそらく多くのチームがやっているでしょう。 それでは、その朝会、意味ありますか?有意義な時間になっていますか?
毎日が小さなスプリントです。その日一日のスタートダッシュを決めるのが朝会です。 それに毎日やることだから最小限で最大の効果を求めたいですよね。 スプリントのゴールに向けた軌道修正を早めにするためにも朝会は大事です。
本記事ではMisocaチームで行われている朝会を紹介したいと思います。
Misocaの昔の朝会
ざっくりまとめると、昔の朝会には次のような問題がありました。
- 作業の見える化をしていないため、朝会時に何を確認したらよいのかわからない
- タスクボードや日報を書くことで見える化はしたが、人数が増えてきて全員分の報告をするのにやたら時間がかかるようになってきた
- 開発の話とマーケティングやその他の話題をすべてごった煮にしていたため効率が悪い
最初は2人から始まったMisocaも、資金調達をして人が増えていく過程で様々な問題が出てきました。簡単に言うとチームとしてのまとまりに欠いていました。
最初はスタンドアップで口頭だけの報告をして2,3分で終わっていました。それをやり方を変えて1人1人の共有時間を増やした結果、人数が増えてきてものすごい時間がかかるようになってしまっていました。
さらに開発チームもマーケティングチームも一同に集まる場であったため、テクニカルな相談をするのにも効率が悪い状態でした。
これらを改善するために知恵を出していった結果、今はこうなっています。
今の朝会
3つの朝会
今のMisocaでは次の3つの朝会を順番に進めて行きます。
順番に説明していきます。
全体朝会
所要時間: 約5分
Misocaチーム全員が集まって朝会が始まります。 Googleカレンダーを見て、来客の予定や出張やミーティングの予定を全員で確認します。Misocaのオフィスには会議室が一つしかないため、もしもミーティングや打ち合わせの予定がバッティングしてしまった場合はここで調整します。
後は、Trelloのボードを見て、全体への連絡、相談が行われます。 マーケティングチームから開発チームへの相談や、開発チームからの相談などが行われます。
開発チーム朝会
所要時間:約10分
マーケティングやその他のチームとはここで分かれて開発チームだけ集まって朝会をします。
開発チーム用のTrelloボードを見て、タスクの進捗状況を共有します。スプリントの計画と照らしあわせて重点的にレビューが必要なものや、設計・実装についての相談が行われます。
- 「開発ブログ書いたのでレビューお願いします」
- 「◯日にミーティングやりますんで頼みます」
といった話や
- 「◯◯の設計で意見ください」
- 「来月から新しいプロジェクトが始まるから体制について話をしましょう」
- 「◯◯だけど、予定通りに終わらないかも、どうしよう?」
といった相談ごとについて話をします。 個別の話が長くなりそうだったら別途朝会の後に時間を設けます。
開発サブチーム朝会
所要時間:5分〜
さらに開発のプロジェクトごとのチームに分かれて話をします。 だいたい2人〜4人くらいの人数になります。
各自が抱えているタスクの突っ込んだ話をここでします。 その場でコードを見て簡易的なレビューをしたりすることもあります。
さらにスプリントの終了が近づいてくると、サブチーム内で次スプリントでやることの相談もします。
以上で朝会は終了です。3つもやってると長くなるイメージがあるかもしれませんが、だいたいの場合は20分くらいですべて終わります。
昔は45分くらいかかっていたことを考えると雲泥の差ですね。
ポイント
Misocaの朝会では全体から細部へと細分化して流れていきます。 最初に全体への共有事項の話をしてから、よりハイコンテクストな話へとシフトしていきます。 こうすることで、必要なタイミングで必要な人だけが集まって話をできるようになり、非効率な時間が少なくなりました。
細部から全体へ、じゃダメなの?
試してないのでわかりませんが、細部から全体へいくよりも全体から細部へいく方がよいと思います。理由としては開発サブチーム朝会まで進むと、その後の流れでその日の仕事に入れるからです。
朝会で相談したことを一緒になって考えたり、作業を進めたりと、自然な流れで仕事に入れます。 開発サブチームで朝会をした後に全体朝会をすると、コンテキストのスイッチが入ってしまうのでよくないんじゃないかなあ、という気がしています。
声を大にして言いたいこと
開発プロセスは生き物です。 Misocaの朝会も常に変わり続けてきました。
- 常に変わり続ける努力をする
- なぜ朝会をやる必要があるのか?について自問する
- 問題だと思ったときに問題だと言える空気を普段からつくる
といった態度を持って仕事することがプロフェッショナルな社会人のあるべき姿だと考えます。
ツール
本記事で関係するMisocaで使っているツールを簡単に紹介します。
- Trello
- 連絡事項・相談
- Product Backlog
- Sprint Backlog
- プロジェクトごとにラベルを付ける
- その他いろいろ
- Google カレンダー
- 来客予定の共有
- 出張予定の共有
- ミーティング時間の共有
- 早退するときとか
- Googleハングアウト
- リモートと音声や画面を共有
- esa.io
- 日報
- ドキュメント管理
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まとめ
Misocaの朝会、如何でしたでしょうか。 Misocaでは常によりよいやり方を目指しています。 今回紹介した朝会をいつまで続けるかもわかりません。
いつか、今よりもっと賢いやり方をご紹介できる日を楽しみにしています。