TL;DR
こんにちは。弥生R&D室のsiidaです。R&D室ではSageMakerを使用して機械学習 (ML) のプロジェクトを進めていますが、SageMakerにはSageMaker Studioというサービスがあり、Web上のUIを通してMLのための環境を構築することができます。
このSageMaker Studioで建てる仮想マシンのデフォルトの容量は100GBが上限なのですが、昨今のLLMはモデルだけでも100GBを超えることが多く、不足気味です。そこで、容量の上限を引き上げる方法をまとめたいと思います。
実行環境
- Amazon SageMaker
- SageMakerのドメインに対するadmin権限
デフォルトの状態
SageMaker Studioで仮想マシンのスペックを確認します。Storageの欄から仮想マシンの容量を決定できますが、初期設定では上限が100GBとなっています。
容量上限の変更方法
まずはSageMaker Studioのドメインから抜けて、AWS Consoleにアクセスします。
つづいて、SageMakerのサービスのページに移動します。
メニューの[管理者設定]欄から[ドメイン]をクリックし、使用しているドメインを選択します。
遷移先の画面の[ストレージの設定]欄から[編集]をクリックすると、容量を設定する画面へ移動します。
スペースサイズを100から1000に変更して[送信]を押すと...
SageMaker Studio側で容量の上限が1000GBに引き上げられました!
まとめ
- SageMaker Studioの仮想マシンの容量上限を変更するには、AWS ConsoleのSageMakerから設定を編集する
本記事は下記の記事と同じ内容です。 アクセス解析を目的としてマルチポストしています。
弥生では一緒に働く仲間を募集しています。 ぜひエントリーお待ちしております。 herp.careers