このブログは弥生 Advent Calendar 2024のシリーズ2、2日目の記事です。
こんにちは、弥生株式会社でエンジニアをしています、秋元です。
チーム内の有志で輪読会を開催したので、やって良かった点、やるにあたって注意したことを書こうと思います。
本の選定
そもそも輪読会をやろうとした理由ですが、気になる技術書があり一人で読んでもいいけどチームのメンバーと勉強した方がプロダクトに還元できるのでは?と思ったのがきっかけです。
読んだ本
Webアクセシビリティの本を選びました
選んだ理由
今回の本を選んだ理由は
- 弥生に入社してからアクセシビリティという単語を聞く機会が多く興味を持っていたため
- デザイナーと一緒にデザインを確認しながら開発を進めており、UI/UXに興味があったため
- 同じチーム内でアクセシビリティに興味を持っているエンジニアが多かったため
です。
輪読会をやるにあたって注意したこと
一番に考えたこと
一番重要視したのは、最後までやり切ることです。 途中で輪読会が中断してしまうのはもったいないですよね。。
具体的には以下の点に注意しました。
- 温度感合わせ
- 参加メンバー探し
- 進め方の認識合わせ
- ゴールの認識合わせ
これらをスムーズに進めるため、私が候補をいくつか用意し、メンバーに選んでもらう形にしました。(我ながらスムーズに進めることができたと思う。。
温度感合わせ
一番重要視したポイントです
以下の様な点を意識して進め方を決めました。
- 最後までやり切りたい
- 参加してくれたメンバーが楽しく参加できる場にしたい
- 有意義な時間にしたい
興味ない、強制された、メンバーと温度差を感じてしまう、様な状況だと続かないですよね。。
参加メンバー探し
「誰でも参加可」だと誰も読まなかったり、全員が受け身になる可能性があるため、興味を持ってくれたメンバーだけでやる事にしました。
様々な立場の人と質疑応答したかったのでなるべく多くの役割の人に声をかけました。 結果、エンジニアとデザイナーが集まってくれました。(他にも参加希望者がいましたが、都合が合わず。。)
進め方の認識合わせ
メンバーによって輪読会に割けるリソースが違うため、まずその認識合わせをしました。
- どれくらいのペースでやるのか
- 1回何分くらいでやるか
- 事前に読むのか、集まって読むのか
- 読むのがメインか、質疑応答がメインか
今回は「無理をしない!」「楽しくやる!」「質疑応答したい!」という方向になったため、読書会は、発表を20分、質疑応答を10分としました。また、読書や発表の事前準備時間は30分を目安としました。
分担はメンバーの興味や得意分野を考慮して決めました。 リスケしたり順番間違ったりなどもありました。。
ゴールの認識合わせ
ゴールを設定することで、参加メンバーが同じ目標に向かって進むことができました。
今回のゴールは以下のように設定しました。
- アクセシビリティの知識をつける
- チーム内でコミュニケーションを取れる場にする
- 発言しやすい空気づくり
- 議論の場とすることを優先する
- 得た知識をもとに改善タスクを作成し、プロダクトに還元する
やって良かった点
アクセシビリティの知識をつけることができた
本を読むことで知識がつきました。(当たり前ですが。。) わからない部分があれば質疑応答の時に教えあうことが多かったです、これは輪読会ならではのメリットだと思います。
他の役割の人とコミュニケーションを取ることができた
質疑応答の時にそれぞれの立場から意見がでるので視野が広がりました。 エンジニアはコーディング視点、デザイナーはユーザビリティ視点など、1つのお題に対して役割が違うとこんなにも違う意見がでるのかと驚きました。
本の内容をもとにプロダクトで改善タスクがきれた
発表の中で我々のプロダクトだとここができている、できていない。といった観点で発表する人が多く、プロダクトの良い点悪い点に気づくことができました。 それをもとに改善タスクを起票し今後の開発で改善する流れを作ることができました。
輪読会の議事録が価値のあるものになった
輪読会のたびに発表内容と質疑応答をメモに残し、そのメモ自体が価値のあるものになりました。 今後アクセシビリティに興味を持った人も見られるし、本の内容を復習したいときにも活用できるものになりました。
良くなかった点
良い事ばかり書きましたが、良くなかったことを挙げると
- 資料作成に思ったより時間がかかってしまった
です。 そもそも担当の章が30分で終わらない内容だったり、知見があり得意分野だからこそ資料作成に熱が入ってしまうこともありました。。
こういった点は、会を進めるごとに改善していくのが良いと思います。
まとめ
輪読会を通じて、チーム内での知識共有やコミュニケーションの重要性を改めて感じました。 普段議論を行わないメンバーとも意見を交わし、お互いに学びあう良い機会になりました。
機会があれば別の本でまた開催したいなと思います。
ありがとうございました!
最後に
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