こんにちは、かとあず(@kato_az)です。弥生でQAエンジニアをしています。
第22回Quesから1か月以上が経ちました。
数多の技術イベント、日々たくさんこなしていくタスクに追われて、1か月前の第22回Quesの記憶が薄れてきてしまっている人もいるかもしれません。
ques.connpass.com
改めて、第22回Quesを弥生で開催してよかったと感じているエピソードをまとめてみます。
よかった点は3点です。
- 弥生のメンバーに勉強会参加の機会を作ることができた
- 弥生の勉強会や全社イベントの運営メンバーにハイブリッド開催イベントを見てもらう機会ができた
- 弥生にQAエンジニアがいること、弥生で内製開発していることを知ってもらう機会ができた
それぞれについて書いていきます。
よかったこと
1. 弥生のメンバーに勉強会参加の機会を作ることができた
私自身はconnpassで開催しているイベント、ソフトウェアテストシンポジウムJaSST、スクラムフェスに参加をしています。
他のメンバーも自分の業務領域に関する勉強会に参加したり、書籍を読んだりといった自己研鑽をしています。
しかし、それぞれの学びの情報がうまく社内で共有できていません。このため、Quesに関しても他のイベントに関しても、「知る人ぞ知る」という状態になってしまっていました。
イベント情報をSlack等社内のたくさんの人が見れるツールで情報共有するという方法もありますが、たくさんのイベントをすべて流すと情報過多になりますし、一部を共有するにしてもどのような基準で共有するのかしないのかを決め切れていません。このため、共有したイベント情報を見ることで参加したいと思う人に届けるということができていません。
オンサイトでのイベントは現地での空気感を知ったり交流ができたりしてたのしいのですが、社外で開催するイベントに誘うには相手の住んでいる場所やライフスタイルを把握できていなくてハードルが高いこともあります。
また、自分の業務領域であれば参加しやすいですが、あまり知らない分野の勉強会だと、急に問いかけられたり難しい質問をされたりしないかと不安になって参加を見送ってしまうこともあります。
オンラインイベントでも「きっと面白いから見ておいて」とだけオススメしあっても、どのような学びがあるのか伝えられず、参加につながらないこともあります。
今回弥生の本社でQuesを開催したことで、「弥生でやるなら」と現地で参加をするメンバーが何人かいました。
フルリモートワークをしている各地のメンバーは業務後のイベントに参加のために東京に来ることが難しいので、オンラインで参加をしていました。
QAエンジニアはもちろん、エンジニア、プロジェクトマネージャー、スクラムマスターなど、職種によらず、Quesに参加をしてもらうことができました。
その中で、プロジェクトマネージャー1人、エンジニア2人が参加ブログを書いて、学びを共有しました。
▼プロジェクトマネージャー シダさんの記事▼
tech-blog.yayoi-kk.co.jp
▼エンジニア Oさんの記事▼
tech-blog.yayoi-kk.co.jp
▼エンジニア ウエタケさんの記事▼
tech-blog.yayoi-kk.co.jp
ブログを通してメンバーの人となりを知ることができたり、コミュニケーションのきっかけを作ることができたりしました。
「交流しましょう」「一緒の会社の仲間で仲良くしましょう」だけではない技術を通したコミュニケーションは、日々の業務効率化の一助や成長のきっかけにもなりそうです。
今回の参加でQAエンジニアの業務に興味を持ったメンバーもいますし、次回のQuesにも参加してみたいという感想をもったメンバーもいます。
次回の開催場所はまだ決まっていないようですが、おそらく弥生以外の場所で開催します。
一度Quesに参加したメンバーにはQuesの雰囲気が伝わったので、次回開催の際に誘いやすくなりました。
一緒に現地にいって参加してもよいですし、各自がオンライン参加で申し込んで、弥生オフィスでサテライト会場のように大きなスクリーンやモニターでみんなで見ながらわいわいするのもたのしそうです。
弥生でQuesを開催したことをきっかけに、この学びの輪を広げていきたいと考えています。
2. 弥生の勉強会や全社イベントの運営メンバーにハイブリッド開催イベントを見てもらう機会ができた
弥生では、もくテクという名前の勉強会を開催しています。2020年1月まではイベントスペースを使って開催をしていました。
Misocaチームが主催した何回かのもくテクはオンサイトとオンラインのハイブリッド開催をしていましたが、もくテクのほとんどがオンサイト会場のみでの開催でした。
オンサイト会場のみでもくテクを開催していた当時は、今のオフィスより場所が広く執務室とは別にイベント開催が可能なフロアがあったこと、社内でのルールがあまり定まっていなかったことから、受付の仕組みもきちんとしていない状態で開催していました。
現在のオフィスになってからは、執務室内で50人以上集まるイベントの開催経験やハイブリッド開催イベントの開催経験がなく、ノウハウは全くありません。
ですが今後、オンサイト会場でのもくテク開催や、社員が集まるイベントを開催していく計画が全くないわけではありません。
すでにハイブリッドイベントはたくさん開催され、今後開催を検討していく弥生は"後発組"となります。
後発組は、参加していただくみなさまの「当たり前品質」の基準が上がってしまっている中でイベント開催をしなければなりません。主催としては初めての開催になるにもかかわらず参加いただくみなさんに満足していただくハードルがあがってしまっているという難しさがあります。一方で、"先発組"のノウハウを得て開催できるというメリットもあります。
Quesは年2回イベントを開催し、オンサイト・オンライン合わせて200人以上集まる人気イベントですし、ハイブリッド開催のノウハウをたくさん持っています。
実際、弥生では準備できなかったマイクをはじめとする機材を持ち込んでいただき、スムーズに画面を切り替えながら会が進行されていました。
声を張り上げなくても会場のみなさまに声を届けることができ、オンライン参加のみなさまにも見やすい資料や聞こえやすい音量をお届けできていました。
今回Quesを弥生のオフィスで開催したことは、もくテクをはじめとするイベントを弥生のオフィスで開催する予定の人たちにとってたくさんの学ぶチャンスでした。
もくテク運営チームには、「会の内容はわからなくてもよいし、手伝い要員としてでもよいから、ぜひ現地に来て参加してほしい」とお伝えし、参加をしてもらうことができました。
参加人数が多いオンサイトイベントや、オンサイトとオンラインのハイブリッドイベントをする際に必要となる機材の購入を検討したり、会場設営の準備をしたりする際のノウハウを得られる機会になったことと思います。
3. 弥生にQAエンジニアがいること、弥生で内製開発していることを知ってもらう機会ができた
ここまでの2点については、イベントを開催したことによる弥生の中でのよいことをお伝えしてきました。
3点目は、弥生以外のみなさまに弥生のことを知ってもらえたということです。
「就職活動や転職活動をするまで弥生を知らなかった」という人もいますし、「弥生という会計ソフトを販売している会社があることは知っていたが内製開発していることを知らなかった」という人もいます。
カジュアル面談をはじめとする採用に関わっていると「弥生は社名や社歴から、もっとお堅い会社かと思った」というお話しを聞いたことがあります。最近入社したメンバーから「思っていたより自由で働きやすい」という感想を聞いたこともあります。
弥生のこと、弥生の魅力が知られていないということを痛感する意見です。
今回Quesを弥生で開催し協賛として会社名を連ねました。当日は5分間の会社紹介をさせてもらいました。たった5分で弥生をみなさまに知っていただくきっかけを作ることができました。
QAエンジニア以外でQuesに縁がない人、時間の都合でQuesには参加できない人もたくさんいらっしゃると思います。
弥生開発者ブログにて、開催前と開催後に記事を書くことで、Quesに興味がある人以外にも弥生のことをお伝えする機会を作ることができました。
▼Ques開催告知ブログ▼
tech-blog.yayoi-kk.co.jp
▼Ques開催後ブログ▼
tech-blog.yayoi-kk.co.jp
ブログをとおしてQuesのことや弥生のことを知ったという人もいらっしゃることと思います。
また、弥生株式会社エンジニア情報X(旧Twitter)でも情報発信をしました。
弥生のエンジニアの活動を知ってもらうきっかけにもなったかと思います。みなさま、第22回 Quesありがとうございました。#ques22 pic.twitter.com/ajJe8SJ4hq
— 弥生株式会社エンジニア情報 (@yayoikk_dd) 2024年5月20日
おわりに
第22回Quesを弥生オフィスで開催したことでのデメリットは1つもなく、本当に良いことづくめでした。
Ques事務局のみなさま、パネルディスカッションで学びの多いお話しをしてくださった湯本さん 河野さん、本当にありがとうございました。
Ques事務局はイベント開催できる場所のある企業を毎回探しているとのことなので、「自社でイベントできる」という方がいらっしゃったら、ぜひQues事務局へコンタクトをとってみてください。
Quesの中の人のX(旧Twitter)アカウント:https://x.com/Ques_staff
第23回Quesは2024年11月開催予定とのことです。チーム弥生で参加したいと考えています。
ぜひ次回のQuesでお会いしましょう。
第22回Quesは、YouTubeにてアーカイブ公開されています。「第22回Quesの開催を知らなかった」という方も、もう一度内容を見たいという方も、ぜひご覧ください。
弥生では、一緒に働く仲間を募集しています。
herp.careers