この記事は弥生 Advent Calendar 2024 (シリーズ1) の10日目の記事です。
こんにちは、弥生でエンジニアをしています、shiba_tです。 好きな勘定科目は「その他の預金」です。「現金」や「普通預金」などと比べると使われる機会が少なく、ひっそりと存在している感じが好きです。
11/6(水)、大手町で開催されたMicrosoft Developer Dayに参加してきました。 イベントについてはAdvent Calendar 4~6日目の記事で触れていますので、本記事では取りこぼした話題を中心に、番外編的に紹介します。
- Microsoft Developer Dayに参加して、何を始めるか - 弥生開発者ブログ
- Microsoft Developer Day に参加しました(前半戦)
- Microsoft Developer Dayに参加してきました(後半戦)
Platform Engineering のための5つの観点
近年注目を集めているPlatform Engineeingについて、実現しようとしていることはなにか、そのために必要なことはなにかを知ることができました。
Platform Engineeingとは、登壇者様のZenn記事(Platform Engineering について諸々)をお借りすると、以下の内容となります。
組織内にあるさまざまな技術やツールをすべて設計し繋ぎ合わせ、開発者のセルフサービスを可能にし、認知負荷を軽減するゴールデンパスとする技術です。 運用チームに目を向けると、反復的な作業 (トイル) を行う負担が軽減されます。 プラットフォームエンジニアは、社内の開発者用プラットフォームを構築・設計し、ユーザーを支援し、サービスを提供するのです。
以下の5つのポイントが必要であることがわかりました。
- Alignment:コンウェイの法則にとらわれず、アーキテクチャをベースに最適のチーム構成を設計すること
- Building the Blocks:開発者が効率的に働ける仕組み(開発ツールやCI/CD、生成AIやセキュリティ等含めた)を作ること
- Culture:開発者ファーストのカルチャーを作ること(開発者ファースト、エンドユーザーが見るプロダクトと開発者が見るプラットフォームが同じであること、etc...)
- Delivery:要求からリリースまでのデリバリーの環境整備
- Experience for User:開発者の体験「Devloper Experience(DevEx)」を重視すること
特に最後の「Devloper Experience(DevEx)」は印象的でした。 開発者がストレスなく、かつセキュリティ等のリスクを抑えて効率的かつ安全にデリバリーする環境を作ることの重要性を再認識しました。
【実践】GitHub Copilot Enterpriseで実現するこれからの開発体験 by オルターブース
GitHub Copilot Enterpriseの活用について、30分で学べるワークショップにも参加しました。 Copilotを活用して開発効率を高める実践的な方法を体験しました。
業務で使っているメンバーは弥生社内でもいますが、私は今まで触れた経験はありませんでした。
リポジトリからソースコードをcloneして、Copilotを使いながらコードの修正や機能追加を実践しました。
用途に応じてモデルを使い分ける方法や、レコメンドの受け入れ方法などを学ぶことができました。
社内でもCopilotが利用可能になったので、私もワークショップで習得した知識を試しているところです。
(おまけ)参加品等の紹介
- ラムネ
参加者にはラムネが配られました。パッケージが#MSDevDay限定のものです。 ブドウ糖を摂取して、集中力を高めて開発してほしいというメッセージですかね、多分。
- クリアファイル
参加者アンケートに回答すると、クリアファイルがもらえました。 Azure Portalに慣れている方には親しみやすいデザインでした。
まとめ
Microsoft Developer Dayは、技術トレンドを吸収し、登壇者や企業ブースで直接交流できる貴重な場でした。生成AIやPlatform Engineeringといった最新の話題を学び、自分の開発プロセスにも活かせるヒントを得ることができました。
特に Platform Engineering の重要性や GitHub Copilot Enterprise を活用した効率化の具体的な方法など、今後の業務に直結する知見を得られました。
今後もこういったイベントに参加し、ぜひ製品に還元していきたいと思います!
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