この記事は弥生 Advent Calendar 2022の2日目のエントリーです。
CHARACTER
ー おっさん ー
本編の主人公。
弥生株式会社のQAエンジニア 品質戦略リーダー(QL) 。
入社時から二十五年以上、弥生会計プロジェクトの品質面を担当している。
品質担当を使命と受け入れ、間違った品質を阻止するべく、自ら品質を廻る戦いに身を投じていく。
ー 仲間 ー
弥生株式会社に集った、おっさんと志を同じくする仲間たち。
悩めるおっさんを𠮟咤激励してくれたり、サボってるおっさんにタスクを追加してくれたり、
おっさんにはなくてはならない人たち。
ー きょんちゃん ー
おっさんが弥生株式会社に就職した年に生誕した「涙の魔術師」と呼ばれる女優。
おっさんは彼女が主演する映画を欠かさず劇場に観に行くらしい。
ー President O(プレジデント オー) ー
ポルシェを駆る最強な人。
TERM
ー インボイス制度 ー
2023年(令和5年)10月01日より導入される消費税の新制度。
消費税が初めて導入された時(1989年(平成元年)4月1日)と同等以上のインパクトがあるといわれる。
インボイス(適格請求書等)とは、簡単にいうと「仕入先が消費税を納税したことを証明する書類」なのであるが、実務はアナログ業務では簡単にいきそうになく、業務アプリケーション、システム等を利用して、デジタル業務化(デジタルインボイス)しないとなかなかに面倒らしい。
INTRODUCTION/STORY
ー おっさんは戦う - 「正しい品質」を求めて ー
「弥生株式会社」で奮闘中の、テスト設計に関わるおっさんの物語『品質廻戦』。
1997年4月から物語は開始され、プロジェクトに求められる品質に、仲間とともにテスト戦略とテスト戦術で闘うおっさんを描き、2022年6月のもくテクで一旦の区切りを迎えた。
そして、今回のアドベントカレンダーで新たに描かれるのは、消費税が初めて導入された時(1989年(平成元年)4月1日導入)と同等以上のレベルのインパクトがあるといわれるインボイス制度。
史上最強法令対応にどう立ち向かうのか。
まだまだ終わらないテスト設計に関わるおっさんの話。
これまでの品質廻戦
心の炎を燃やし戦い続けているおっさんは、令和3年確定申告プロジェクトの任務をこなし、続いて弥生会計23プロジェクトも無事完了、安堵してしばしの休息を取るはずであった。
しかし、並行して、大きなプロジェクトが動いていたのである。
そう、インボイスである。
弥生会計23プロジェクトで奮闘中、おっさんは次のプロジェクトのことを考え、悩んでいた。
史上最強とも噂されるインボイス対応。どう戦い、プロジェクトを勝利に導けばよいのか。
持てる力をすべて出し切らなければ太刀打ちできない、その緊張と恐怖と圧迫の中で、さらに事態は窮地に追い込まれる。
インボイスプロジェクトと、令和4年確定申告プロジェクト、2つの最重要プロジェクトが同時に走るのである。
どうする、おっさん
どうなる、おっさん
どうなのよ、おっさん
ジ・インボイス ~序章~
勝利のためのギブアップ
おっさんは、まず確定申告プロジェクトと戦うことをギブアップした。
確定申告プロジェクトとインボイスプロジェクトの「両方」の勝利のためのギブアップである。
インボイス相手に並行しての戦いは無理と判断し、潔く、毎年毎年何年も愛してやまない確定申告プロジェクトへのヘルプを求めたのである。
潔くと言いながらも、計画立案、スケジュール作成してからのギブアップであった。
確定申告プロジェクトのことを忘れることはできず未練タラタラであるが、これでインボイスとタイマン張る決意と覚悟を決めたおっさんなのであった。
史上最強
決意と覚悟を決めたものの、インボイスプロジェクトの品質保証計画は迷子になっていた。
既存機能への影響がデカすぎるのである。
何から手をつければよいのか、どこをどう攻めればよいのか、どうまとめるのか。
おっさんは、完全に迷子になって泣いていた。ええ歳こいて。
敵を知る
迷いまくってどこに行けばいいのかわからなくなったおっさんがたどり着いたのは本屋だった。
そもそもインボイスってなんじゃい、と、ふと考えなおすのである。
マンガの最新刊コーナーと女優の写真集を気にしながらも、インボイス関連の書籍を貪るおっさんであった。
しぶとく、ずぶとく、したたかに、しなやかに
同時期に、『エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」』という書籍を仲間に紹介されたおっさんは、大きなヒントを得て、会計全体を見直す必要があることに気づかされる。
会計システムからの見直し、そしてデータの流れは、「入力」⇒「登録(編集)」⇒「表示」⇒「出力」から見直すのである。
弥生会計の基本に戻り、品質保証計画を立案するのである。
光が差し、扉をこじ開けたおっさんは、新たな決意と覚悟を決めてインボイスに戦いを挑むのであった。
そう、インボイスとの戦いはまだ始まったばかりなのだ。
ジ・インボイス ~序章~ ー 終わり ー
これからの品質廻戦
計画がないと進めないのがプロジェクト
計画通りに進まないのがプロジェクト
ギリギリの戦いを続けるインボイスプロジェクトに新たなインボイスの経過措置が!!
そして並行している確定申告プロジェクトにも予期せぬ法令対応が舞い込む!!!
どうする、おっさん
どうなる、おっさん
どうなのよ、おっさん
次回に続く
次回
ジ・インボイス ~ 第一章:あと一歩 、ここからあと一歩(仮)~
*公開時期未定
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