PMが頼ったり頼られたりするために気をつけていること

この記事は弥生 Advent Calendar 2024のシリーズ2、17日目の記事です。

クリスマスツリーは準備OK?
みなさん、こんにちは。弥生でプロジェクトマネジャー(PM)をしているナカシマです。
好きな犬種はシーズーです。(好きな勘定科目を言うシリーズから脱線してみました。)

今回はPMとして業務を進める上で気をつけていることを紹介したいと思います。なお、スキルではなく心構えに近い内容ですので、気軽に読んで頂ければ幸いです。
また、本記事は過去に弥生の社内報「ヤヨイロ」に投稿した記事をリサイクルしたものとなっています。
Let's SDGs!

頼るために気をつけていること

PMの仕事は1人で完結することがほぼなく、誰かに作業をお願いすること、つまり誰かを頼ることが多々ありますが、その際に気をつけていることがあります。

必要な情報はまとめて伝える

情報はまとめて

まず、依頼された相手が作業に入りやすいように必要な情報はいっしょに提示するようにしています。
例えば、弥生ではSlackでテキストコミュニケーション、Backlogでタスク管理していますが、SlackでBacklogの課題(以降はチケットと表現します)に関する作業を依頼する場合は

  • チケットのタイトルも記載する →どのような作業であるかパッと見でイメージしてもらいやすくする
  • チケットのURLのリンクを設定する →作業者が詳細を確認するためにチケットにすぐに遷移できるようにする

といった具合です。
※なお、2024年12月現在、Backlogに用意されたコピー機能を利用することでリンクと件名を一度にコピーしてSlackにペーストすることが可能です。

自分の課題、最近見た課題、ガントチャートのサイドパネル、ボード、課題をまとめて操作の課題詳細と課題検索で「表示中の課題キーと件名をコピー」を押すと課題キーにHTMLリンクが付くようになりました

リリース情報 一覧 | Backlogブログ 2024年10月30日アップデート情報より

すごく些細なことのように思えますし、実際にそうだと思いますが、これがチケットの番号やURLだけしかないような場合と比べて依頼を受けた方の作業の入りやすさが変わると思っています。

受け手が気持ちよく作業できるように伝える

お互いに気持ちよく

次に、特にテキストによる依頼(Slackやチケットのコメント)の場合はそれが受け手にとって快く対応してもらえる文章になっているかを気にしています。
仕事なのである程度の割り切りはあると思いますが、それでも前向きに作業できるかどうかでパフォーマンスも変わると思いますので、お互い気持ちよく取り組めることを大事にしています。
対面の場合は声のトーンや表情で印象に気を配ったりできますが、テキストの場合はそれができないため、特に気をつけるようにしています。

ChatGPTにも聞いてみる

教えて!ChatGPT

と、ここまで書いてみましたが、自分でも全然大したことしてないなと感じましたので、ちょっとChatGPTにも聞いてみました。

ナカシマ

誰かを頼るときに気持ちよく動いてもらえるコツを教えて

ChatGPT

誰かに頼るときに気持ちよく動いてもらえるコツは、
相手へのリスペクトや感謝の気持ちを示しながら、コミュニケーションを円滑にすることです。
以下のポイントを参考にしてみてください。

1.相手を理解し、適切なタイミングを選ぶ
タイミングを考慮する相手が忙しそうなときや疲れているときは避け、リラックスしているときを選びます。
相手の得意分野を意識する:相手が興味を持っていたり得意とすることなら、快く受けてくれる可能性が高まります。

2.具体的で簡潔な依頼をする
はっきりと伝える:何をお願いしたいのか、具体的で明確に伝えます。
負担を減らす:「これだけ手伝ってくれると助かります」と、範囲や時間を明確にしておくと相手が安心します。

3.相手を尊重する言葉を使う
感謝の姿勢を示す:例えば、「いつも助かっています」「○○さんならではの意見が聞きたいんです」など、
感謝や信頼を伝えると、相手も気持ちよく動いてくれます。
相手の都合を確認する:「今お願いしても大丈夫ですか?」と
相手の状況を気遣う言葉を添えると配慮が伝わります。

4.動いてくれた後はお礼を忘れない
具体的なお礼:「○○してもらったおかげで、すごく助かりました!」と
具体的に伝えることで、相手の努力が認められたと感じてもらえます。
追加の感謝を示す:メッセージや小さな贈り物など、
相手の行動に感謝の気持ちを示すとさらに良い関係が築けます。

5.自分も「助ける姿勢」を持つ
相手が自分に頼ってきたとき、気持ちよく応じることで、良い循環が生まれます。
「お互い様」の関係を築くと、自然と助け合えるようになります。

相手への敬意と感謝を軸にすると、頼む側も頼まれる側も気持ちよく関われますよ!

なるほど、2と3は意識できてそうです。1も大事ですね。トイレに行こうとしているときに「ちょっといいですか?」と言われて30分足止め食らうとイラっとします。
4も意識したいですね。僕自身も「ありがとう」の言葉をもらうことでやって良かったと思えたことが多々ありますし、後出しじゃんけん的になってしまいましたが、言われてみれば意識してる気もします。
5もまさにですね。忙しそうなときなどにも親身になって対応してくれると、逆の状況になったときにも積極的に助けてあげようという気持ちになりますね。

頼られるために気をつけていること

PMは頼るだけでなく頼られることも必要です。なぜ頼られる必要があるのか?それは頼られると気持ちがいいからです!
ウソです。いや、個人的にはウソでもないのですが、もっと大事な理由があります。それは仕事を円滑に進めるためです。
仕事では大なり小なりトラブルや困りごとがつきものだと思います。予期せぬことが一切起こらずに予定通り終えられることの方がむしろ少ないくらいではないでしょうか。そのような困った状況になってしまったときに必要になるのがチームの力で、個人では越えられない壁があったとしてもチームでなら越えられると思っています。
そして、チームとして機能するために調整役、つまりPMが必要であり、PMが気軽に相談できる相手である必要があり、頼られる必要があるという考え方です。

前置きが少し長くなってしまいましたが、では頼られるために気をつけていることは何か? それは「ご機嫌を取ること」です!ただし、その相手は他者ではなく、自分自身です。例えば、困りごとがあったときに相談したい相手が
A:不機嫌そうな顔をしている
B:機嫌が良さそうな顔をしている
だとしたら、どちらが声をかけやすいでしょうか?よほどマニアックな人でもない限りはBの機嫌が良さそうな状態のときに声をかけやすいと思うのではないでしょうか。

声をかけやすいのはどちら?
でも体調が悪かったり、朝子供がわがままを言ったり、犬にいたずらされて部屋を掃除しないといけなかったり、膝が痛かったり・・・きっかけは人それぞれですが、自然と不機嫌になってしまうこともあるでしょう。(僕自身は子供が3人、犬が3匹いて毎日何かしら起きますし、両膝の半月板を軽く損傷していて日々痛みと戦ってます。)
日々いろんなことがあります
だからこそ、意識的に「『自分』のご機嫌を取る」必要があると思っています。疲れているときこそ、忙しいときこそ、大変なときこそ、みんなが自分のご機嫌を取ってチームで大きな壁を乗り越えられると最高ですね。
いかがでしたでしょうか?特別なことでもなんでもない内容だったと思いますが、でも大事なことだと思いますので、今後も気をつけながら仕事をがんばりたいと思います。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ありがとうございました!

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